ムカデ人間を鑑賞して湧いた感情を整理する

 昨日初めてムカデ人間を鑑賞した。
 「ムカデ人間」のタイトル自体は学生時代から知ってはいたのだが、タイトルと周りの評価から際物という印象があり、なかなか手を出せずにいた。
 まぁ見ることもないだろうなぁと思っていたところ、TLでムカデ人間が話題になっておりおってみたところ、どうやらニコニコ生放送で  月ノ美兎と映画「ムカデ人間」をみよう #ムカデ同時再生 ニコ生会場というイベントをやることを知った。
 無料で見れるのであれば見てみようかな?と思い、「ムカデ人間みたことないんだよなぁ」とつぶやいたところ、某フォロワーに面白いのでぜひ!と勧められ、GW出しクソ暇だし見てやるか!感想文も書いちゃる~と決意し、至った次第である。
 シーンごとに感想が書いてしまえそうだが、長々となってしまいそうなので、数行でまとめよう思う。

  • 主演のデイーター・ラーザーの狂気に満ちた演技に魅了された。まるで狂っていることが正常なのだと思わせる演技には脱帽した
  • ハイター博士の家をリンジーが逃げ回るシーンではカメラワーク、光源の使い方に日本の静的なホラーを感じ、いつどこからハイター博士が出てくるのかわからない恐怖に僕もとらわれてしまった
  • ムカデ人間と化したカツロー達が地下から逃げ出したシーンでは、手に汗握り応援しそうになる気迫があった
  • 終盤、追い詰められたカツローがいきなり懺悔のような言葉を絞り出し、最後にはガラスで喉を掻っ切ったシーンではカツローにハイター博士以上の狂気を感じたのと同時に突然の事態に困惑した
  • 登場人物のほとんどが死に、ムカデ人間の真ん中になっていたリンジーが生き残った最後には何とも言えぬモヤっとしたものが心に残り、終盤の情報量の多さもあり、見終わった後しばらく呆然としてしまった

 以上がムカデ人間を見ての僕の感想となる。整理するというタイトルの割には、見終わって残ったモヤっと感はあまり整理しきれていないような感じもするが、このスッキリとしない感がムカデ人間シリーズのある意味魅力なのかもしれないとも思った次第である